- 急に引っ越しが決まったのに、ちっとも進まない!
- 片付けが苦手なのに、引っ越しの荷造りなんてめまいがする…
- 初めての引っ越し…どこから手をつけたら良いの?
進学や就職、結婚などで引っ越しをしなくてはならない事、ありますよね。
物があふれた部屋で効率的に荷造りしようとしても、上手く行かず途方に暮れてしまいますが、期日は迫っているので悠長にもしていられません。
引っ越しの時の片付けと荷造りは、ポイントさえ押さえておけば効率的に進められますよ。
いらない物はこの際処分して、スッキリした新居で新しい生活を始めましょう!
引っ越しまでのタイムスケジュール
引っ越し当日まで時間はまだあるから…と荷造りや片付けをおろそかにしていると、あっという間に期日前になってしまいます。
一般的な引っ越しの荷造りは、家族が多い家庭でも10日〜2週間程度ですが、不用品の処分なども含めると、1ヶ月前から準備に取り掛かりたいところ。
特に引っ越しの時に出る粗大ゴミは、自治体によって月に一回だけしか引き取らない場合もあるので、早めに自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
- 普段の生活に支障がない物から荷造りを始める。
- 部屋ごとに荷造りをするなら、玄関から遠い部屋から順に始めると効率的。
- 荷造りと同時進行で、不用品の仕分けと処分を始める。
- 不用品回収業者に依頼するなら、早めに申し込む。
- 複数の引っ越し業者に見積もりしてもらい、引っ越し業者を決定する。
- 普段使っている物を少しずつ、困らない程度に片付け、荷造りを始める。
- 空いた部屋から掃除を始めていく。
- 部屋数が多いなら、一室は荷造り済の段ボール置き場にしておくと、他の部屋の掃除がしやすい。
- 市役所の転出届や、各種住所変更、郵便物の転送届など手続きも行っておく。
- 引っ越し当日や前後に必要な物以外の荷造りを終わらせておく。
- 冷蔵庫の中身を減らし始める。
- 冷蔵庫の電源を抜いて、霜取りや水抜きをする。
- 洗濯機の電源やホースを外して、水抜きをする。
- 空気清浄機の水抜きをする。
- 荷造りの梱包を終わらせる。
- 荷物の搬出
- 部屋の掃除と最終チェック
- ガスや水道などの閉栓
- 忘れ物の最終チェック
- 新居での荷物の搬入
おおよその目安が掴めましたか?
すでに残り1週間前なのにほとんど出来ていないなら、必要な物だけを優先的に荷造りして、あとは全て回収業者に引き取ってもらう事も検討した方が良いかもしれません。
不用品は早めに処分していく
時間に余裕があるなら、荷造りの前に不用品を処分していきましょう。
引っ越す予定が立ったらすぐにでも取り掛かるのがオススメです。
- 引っ越し料金が安くなる
見積もりの時に荷物の量が少ないと、荷を運ぶトラックの大きさやスタッフの人数、作業量などが少なくて済むので、荷物が多い時より安く済む事があります。 - 荷造りや荷解きが楽になる
荷物を減らしておくと、荷造りも簡単に片付きますし、新居での荷解きから整理整頓までが一気に楽になります。 - 新居がスッキリする
荷物が少ないと、あちこちに物を詰め込まない分、新居が広く使えますよね。
引っ越し前に不用品を一掃処分してしまいましょう。
【物別】処分の目安と片付け方
服や靴
シーズンオフの物から始めて行くと効率的です。
直近1年間で使わなかったアイテムは思い切って処分していき、残ったアイテムを段ボールや収納ケースに詰めていきます。
いつか着るかも…と悩む物は一度身につけてみると答えが出るかもしれません。
普段よく使う物は、直前までクローゼットに残しておきましょう。
バッグ
こちらも直近1年間で使わなかった物は処分し、よく使う物はクローゼットに残しておきます。
バッグは型崩れしやすいので、荷造りの時は中に緩衝材を入れたり、型崩れしても良いバッグや柔らかい素材のバッグなどを詰めて段ボールに入れていきましょう。
緩衝材の代わりにタオルやパーカーなどを詰めるのも◎。
化粧品
化粧品は普段使う物以外、あまり使わなかった物や肌質に合わなかった物は処分に回しましょう。
化粧品には使用期限もあるので、古い物はどんどん捨てていく方がお肌のためですよ。
細かいネイル用品はタッパーにまとめて入れてしまうのも良いです。
マニキュアや化粧水などの瓶に入った物は、一つずつ緩衝材に包み、箱の中で動かないように隙間を埋めて詰めましょう。
小物や文房具
文房具などはインクの切れた物や壊れているなど、捨てそびれている物から処分していきます。
好みに合わないおまけなどもこの際処分してしまいましょう。
書類
保証書や卒業証書など、重要な書類はクリアファイルなどに入れて段ボールに詰めていくのがおすすめ。
日付の古い請求書やずっと捨てそびれていた年賀状など、特に思い入れのある物以外は処分してしまいましょう。
食器類
割れ物は特にデリケートなので、緩衝材や新聞紙などで厳重に梱包しておきましょう。
使用頻度が低い物や、来客用にと置いてあった食器で使う事がなかった物は処分しても良いかもしれません。
梱包する時は、一つずつ新聞紙で包み、皿は立てて、茶碗は積み重ねて梱包しておくと割れにくくなります。
新聞紙が足りない時はラップで包むのも◎。
同じ種類の皿なら5枚程度、茶碗なら3個程度をまとめてラップで巻き付けておくと、カッチリ止まり重ねてもズレにくくて便利ですよ。
段ボールに食器を詰めたら、隙間が埋まるように緩衝材を入れて、動かないようにしておきましょう。
子供のおもちゃなど
子供が使っていないおもちゃなどは、思い切って処分して減らしてしまうのも良いかもしれません。
おもちゃ箱があるなら、そのままフタを養生テープでしっかりと留めておくと、そのまま運べます。
おもちゃ箱がない場合は、段ボールに詰めていきますが、破損が心配な場合はおもちゃ同士の間にタオルなどを入れておきましょう。
ジャングルジムなどの大きいおもちゃで分解出来る物は分解し、ヒモなどで縛ってまとめておきます。
分解できない物は引っ越し業者によって対応が違う事もあるので、あらかじめ相談しておくと良いですよ。
ぬいぐるみは、汚れている物は処分し、残りはビニール袋に入れてから段ボールに詰めていきます。
子供が愛着がなさそうな物は、保育園や幼稚園などに寄付しても良いかもしれません。
プラモデルやフィギュアなど
完成済のプラモデルやフィギュア、模型などは非常に繊細で脆く、破損しやすい物です。
プラモデルなどを綿やタオル、エアクッションなどで厳重に包み、一体ずつ硬いプラスチックケースに入れていきましょう。
段ボールにケースを詰めて、動かないように新聞紙を詰めたら、表に赤いペンで目立つように「割れ物」と書いておくのも忘れずに。
本やCD、DVDなど
本の整理の時に、つい読み始めてしまうと、いつまで経っても片付けが終わりません。
表紙やタイトルなどでサクサク選別していきましょう。
CDやDVDも残しておきたい物を優先して段ボールに詰めていきます。
いらないけど捨てるには惜しい本やCD、おもちゃなどは処分ではなく売ってしまう方法のも◎。
フリマやオークションの場合は、引っ越し当日までに売れるかが分からないため、時間が限られている時には不向きです。
近所にリサイクルショップがあれば持ち込んだり、買取専門店を利用する方が早く片付きますよ。
買取専門店が気になる方はこちら↓
これも買取OK!?おすすめの買取専門店荷造りの6つのポイント
不用品の処分と同時に荷造りの準備も始めておきましょう。
- 新聞紙やエアクッション
- 段ボール
- ガムテープ
- 養生テープ
- ビニール袋、ゴミ袋
- 荷造り用のヒモ
- 油性ペン
段ボールは引っ越し業者から無料でもらえたり、荷解き後に回収してくれるサービスもあります。
引っ越し業者に確認しておきましょう。
普段使わない物、生活空間から遠い場所の物を詰める
荷造りは、普段使っていない物や、季節物、日常生活に支障がでない押入れなどから片付けていきましょう。
押入れなどの物が荷造りできたら、そのまま押入れに戻しておけば、引っ越しまでの間に部屋中段ボールだらけ!となってしまうのも防げますよね。
重たい物は小さな段ボール、軽い物は大きな段ボールにつめる
本やCD、食器などを大きな段ボールにたくさん入れてしまうと、重たくて一人では運べなくなってしまいます。
重たい物は小さな段ボールにつめて、一人で運べる重さに調節しておきましょう。
あまりにも重たい物だと、新居で整理するにも持ち運びが不便な上に、無理して持ち上げたら段ボールの底が抜けた!などの思わぬケガをしてしまう事も。
逆に軽い物はたくさん入れてもそれほど重くなりにくいので、大きな段ボールに入れてまとめて運びましょう。
段ボールには入れた物と収納場所を書いておく
段ボールに入れた物だけでなく、どこに収納するのかを書いておくと、新居での搬入の時にそのまま収納場所の近くに置いておけば片付けがグンと楽になります。
新居ですぐ使う物はまとめて一つの段ボールに入れておく
新居に着いてすぐ使う物はまとめて段ボールに入れておきましょう。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- タオル
- 歯ブラシなどの洗面用具
- シャンプーや石鹸などのお風呂用品
- ドライヤー
- 着替えやパジャマ
- 化粧品
- 充電器
など、あちこちに入れてしまうと、全部の段ボールを開けて探し回らないといけなくなります。
赤いペンなどで目立つように書いておいたり、マスキングテープなどで目印をつけておくと、段ボールの山の中からでも見つけやすいですよ。
大きめのキャリーケースがあるなら、その中に着替えなどの荷物を詰めておき、持って行くのも◎です。
収納ケースを活用する
収納ケースや衣装ケース、タンスなどは、その中に物を詰めて、引き出し部分をガムテープや養生テープで留めればそのまま運べます。
引っ越し直前まで使えて、引っ越し後もそのまま収納しておけるので、荷造りや荷解きが楽になりますよ。
貴重品は自分で持って行く
通帳や貴金属、財布などの貴重品は、別の箱やカバンにまとめて、引っ越し当日に自分で持って行きましょう。
梱包して配送を頼もうとしても、国土交通省の定める「標準引越運送約款」により引っ越し業者から断られる事が多いです。
まとめ
期限が決まっている引っ越しは、テキパキと効率良く動かないと進みません。
不用品の仕分けではあまり悩む時間をかけず、黙々と要不要を分けていきます。
どうしても迷う物は一旦保留用にして新居にまとめて持って行き、荷解きの時に改めて必要か不要か判断すると後悔せずに済みますよ。
引っ越しは大変な作業ですが、不用品を処分する絶好のチャンス。
この機会に、溜め込んでしまったいらない物とはさよならしましょう。