物が捨てられない旦那や彼氏にイライラする前に試してみたい6つの対処法

  • 自分は不要品を処分してスッキリしたのに、旦那の物が多すぎてちっとも片付かない!
  • 片付けたり処分してる側から新しい物を買ってくるから物が減っていかない…
  • 今は全く使っていない夫の持ち物を入れた段ボールで収納場所が占領されている…

旦那や同棲中の彼氏が物が捨てられない人で困っている!という女性は多いのではないでしょうか?

何十年と溜め込んだ思い出の物、ここ何年も着ていない衣類、よくわからないコレクションなどを処分したらスッキリするのに!とイライラする気持ちはよくわかります。

しかし安易に「捨ててよ!」と言おうものなら、「まだ使う」とか「お前だって着てない服多いくせに!」と反論されて、ストレスは溜まるしお互いに険悪なムードに。

できることなら、相手が自発的に整理してくれるに越したことはありませんが、自分以外の人の考え方を変えるのは容易ではありませんよね。

そこで今回は、

  • なぜ物が捨てられないのか?
  • 物が捨てられない人に試してみたい6つの対処法
  • やってはいけない方法とは?

この3つをそれぞれまとめてみました。

なぜ物が捨てられないのか?

まずは夫や彼氏がなぜ物が捨てられないのか考えてみましょう。

原因がわかれば解決のヒントになるかもしれません。

面倒くさい

平日は仕事で忙しく、たまの休日はのんびり家でくつろぎたい…。

男性に限らず仕事を持っている人の多くは、貴重な休日を掃除や片付けなんかにあてるなんて面倒くさいと考えてしまいますよね。

特に物が捨てられない人は持ち物も大量にありますから、それを処分したり仕分けたりと手間も時間もかかる片付けはやりたくないのです。

結婚していると「面倒な事は妻が片付けてくれる」と甘えてしまう人も少なくないでしょうが、妻といえど人の物は勝手に処分したりは出来ません。

その結果、整理される事もないまま物だけがどんどん増えてしまいます。

もったいない、まだ使うかもという気持ちが強すぎる

「捨てるのは物を粗末にしているようでバチが当たる」と言って捨てない人は多いですよね。もったいない、またいつか使うかもと残してしまいそのままというパターンも。

  • 破れた服でも部屋着にするからと残しておく
  • 使わなくなった趣味の物でももったいないと残しておく
  • もらい物など、今は使わないけどいつか使う日があるかもと取っておく

このようなタイプは、家族が捨てようとしている物でも、もったいないと拾って残してしまう事もあります。

コレクター気質

女性でも限定コスメやバッグ、可愛いキャラクターグッズなどを集める人がいるのと同じように、漫画やプラモデル、時計などコレクションする男性もいます。

特に男性の場合は狩猟本能の名残りとも言われており、

  • 「自分の所有物にする」事に大きな満足感を得られる
  • 自分の力を示す証として、たくさんの獲物を並べて優越感にひたる
  • 「一つでも欠けた部分があると我慢出来ない」というコンプリート欲がある

こんな心理から、使わないのに物を集めてしまう人も。

思い出が詰まっている

  • 学生時代の物や独身時代の思い出の物など、なんでも思い出と結びつけてしまう
  • 思い出の物を捨てる事は、人生の一部まで捨ててしまうような気がして残してしまう
  • 時々出して思い出にひたりたいから残したい

思い出の物は処分が一番難しいですよね。
見返す習慣がないにも関わらず捨てられなくて溜まってしまいがちになるのも、先に挙げたコレクター気質と同じく「これまでの思い出」をコレクションしているのかもしれません。

今までの生活環境

夫や彼氏の実家が「物が捨てられない」タイプだった場合、その生活環境が標準として備わっているため、物を捨てるのが苦手になる事も。

  • 片付いた部屋がどんな状態かわからず、散らかったままでも特に気にならない
  • 何を捨てたら良いかの基準がなく、片付けが面倒くさい
  • そもそも整理整頓が苦手で、とりあえず何でも押入れに突っ込んでおく

案外こんな理由から放置しているのかもしれません。

物が捨てられない人に試してみたい6つの対処法

収納スペースに限りがある以上、いくら物が捨てられないとは言え夫や彼氏の荷物も減らしてほしいですよね。

理解してもらうまでに時間がかかったり、どうしても譲れない部分で上手く折り合いがつかない事もありますが、捨てられない人への対処法を6つにまとめてみました。

物を置くスペースを用意する

収納ケースや棚、クローゼット、部屋数があるなら一部屋渡し、夫や彼氏の物を全て入れておく専用スペースを作りましょう。

そこからはみ出た物は処分すると約束してもらい、そのスペースの中の管理は全て本人に任せてしまいます。

どんなにぐちゃぐちゃになっていても、片付けてあげようとしてはいけません。

本人が困って相談してこない限りは触らないようにしましょう。間違って大事な物を捨ててしまったりしては、今の関係にヒビが入る事にもなります。

MEMO
もし、リビングなどの共有スペースに物を持って来て放置していくようなら、「約束通り処分するけど良い?」と声をかけて捨てるか、専用スペースの中に戻しておきましょう。

 

「約束したんだから!」と勝手に捨ててしまうとトラブルの元です。

自分の物だけどんどん捨てていく

自分の持ち物の他に、キッチン用品や生活雑貨など、あなたに決定権がある物はどんどん片付けていきましょう。

妻や彼女が傍らであれこれ捨てているのを見て、触発されて片付けするようになった!という人は意外と多いです。

また、夫や彼氏に片付けを手伝ってもらうのもおすすめ。

片付けの手順や、捨てる時の基準などを実際に見せておく事で、これまでやり方が分からず難しく感じていた片付けが取り組みやすくなります。

他の部屋やスペースは徹底的にきれいにする

夫や彼氏の専用スペース以外は徹底的にきれいにしておきましょう。

  • 自分の所だけ散らかっているのが分かると片付けるようになる
  • 子供や他の家族から「お父さんの所だけ汚い」と言われて肩身が狭くなり片付けだした
  • 片付いている場所が居心地が良い事が分かるとやる気が出た

などの理由から片付けを始める人も多いです。

きれいなスペースと比べて、自分の専用スペースがいかに散らかっているか客観的に見る事が出来るので、「やらなきゃ!」と思うきっかけになりやすいですよ。

夫や彼氏が物を片付けたり捨てる事が出来たら褒める、喜ぶ、感謝を伝える

単純な方法ですが、夫や彼氏が自発的に片付けを始めたり、物を処分出来たらすかさず褒めたり、喜んだり、「ありがとう」と伝える事が大切です。

「自分が散らかしてるんだから、やって当たり前」という態度では、誰でも反抗心が出てきてしまいますよね。

最初は難しいかもしれませんが、

片付けてくれてありがとう

整理してくれてすごく助かる

掃除がしやすくなったから嬉しい
など、相手の喜ぶ言葉で感謝を伝えると、また片付けようかな?という気にもなります。

バザーに出す、寄付すると言って協力してもらう

自分で物を処分するのは胸が痛む人でも、フリマやバザー、寄付などを理由に「使ってない物を集めてる」というと、比較的すんなり協力してくれる場合があります。

段ボール箱を一つ用意し、「(バザーなどに)出したい物があったら入れておいてね」と頼んで置いておき、いっぱいになったらそれぞれ出品したり寄付したりしましょう。

地元では開催していなくても、最近ではフリマアプリやネットオークションも手軽で取り組みやすいですよね。

また、古着や使わなくなった日用品などを回収して国内外に寄付する支援団体もあります。

短期間で変わるとは思わない

今すぐなんとかしたいのに!という気持ちはわかりますが、◯週間、◯ヶ月なんて短期間では人は変わりません。

特に相手には片付けなきゃ、捨てなきゃと思うような明確な動機がないのに、あなたばかりが焦ってせっついても「面倒くさい」「うっとうしい」と思われるだけですよね。

考え方が変わるまでに数年がかりになる事だってあります。

  • 夫や彼氏の思い入れの少なそうな小さい物から捨てる習慣をつけてもらう
  • 少しずつ、古い物から、量を減らしていく
  • どんなに小さい事でも片付けてくれて嬉しいと伝える

など、すぐにでも出来そうな所から始めてみましょう。

やってはいけない方法とは?

何とか片付けなきゃ!という気持ちから、ついやってしまいがちな失敗例をまとめてみました。

勝手に捨てる

人の物を勝手に捨てるのは一番やってはいけない方法です。

例えばそれが逆の立場だった時の事を考えてみましょう。

  • お給料を貯めてやっと購入し、大事な時にしか使っていないブランド物のバッグやアクセサリー
  • 今は亡き祖父母から買ってもらった形見代わりの古びたぬいぐるみ
  • 友人達からプレゼントでもらって以来大切に使っている少しくたびれた手作りの小物入れ

本人にとっては宝物なのに、年に数回しか使ってないから、古くてボロボロだったから、ガラクタみたいだから、などの理由で知らないうちに捨てられていたらショックですよね。

勝手に捨てられた事で、心が折れて無気力になったり、離婚の原因になってしまう事も。

何かを処分する時には必ず本人の了承を得てからにしましょう。

怒る、文句を言う

片付けてって言ってるのになんで片付けないの?

いっつも散らかしてばっかり!ホントだらしない!

いい加減に押入れのガラクタさっさと捨ててよ!

このように怒ったり、文句を言ったり、嫌味ったらしくなじってしまうのは逆効果です。

あなたも同じように言われて「わかりました」と素直に捨てられますか?

相手を不快な気分にさせる言い方やカチンとくる言い方では、気持ちよく捨てたり整理しようなんて気にはなりませんよね

それどころか、「一度許可したら大事な物だろうがお構いなしに全部捨てられるのでは?」と警戒して頑なに拒んでいるのかも。

怒ったところで相手は変わりません

むしろ、自分の持ち物などを一生懸命片付けようとするあなたの姿を見る方が、相手は「自分も出来る所をしようかな?」という気になります。

片付け本などを渡して「させよう」とする

相手のために良かれと思って片付け本や掃除関連のサイトを見せても、本人にやる気が起きなければ何も変わりません。

夫や彼氏の部屋を片付けたいと思っているのはあなただけで、当の本人にしてみればそんなにキレイにしなくて良いと思っているかもしれませんし、ある程度物が置かれてる方が好きかもしれないですよね。

自分の価値観を押し付けて人に何かを「させよう」とするのはどんなに偉い人でも無理です。

自分にとってメリットや利益があると思えて初めて「やってみようかな?」と思えてきます。

まとめ

相手の考え方を変えるのも、捨てる事を強制する事も難しい以上、相手の物の片付けは相手に任せてしまい、自分の持ち物や他の場所をきれいにしていく方がずっと簡単ですよね。

ガミガミ怒っているより楽しそうに片付けをする姿を見ている方が、相手にとっても良い影響を与え「せっかくだから自分の所も少し片付けるか」とやる気を起こすかもしれませんよ。

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