・子供の服の収納スペースっていくらあっても足りない
・もうサイズアウトしたけど、もったいないから取ってある服が何着もある
・朝の忙しい時に、子供が自分で服を選んでくれたら助かるなあ
子供の成長は嬉しいけど、シーズン毎にすぐ着られなくなる服の収納場所に困ること多いですよね。
捨てるタイミングがわからず、クローゼットがパンパンで何処に何があるかわからなくなるとイライラしてしまいますよね。
この記事では、子供服の整理の方法や処分する方法、子供自身で服の片づけや支度をしたくなる収納のコツを紹介しています。
子供の服を整理整頓すると家の中がすっきりしますし、朝の忙しい時間に子供が自分で服を選べるようになるとママは助かりますよ。
子供服整理のコツは必要な量を知ること
クローゼットの中の子供服がぐちゃぐちゃになっていると、服選びの時困りますよね。
引っ越しや大掃除の時に、押入れの奥のサイズアウトした服が大量に出てきた!なんてことにならないように、一度全ての子供服を引っ張り出してみましょう。
片付ける前に、手持ちの服が何着あるか、現在必要な枚数は何枚か決めておくと、ぐんと片づけが楽になりますよ。
子供服は何枚必要?
子供服は年齢によって、必要な最低枚数が変わります。
片付けの前に、新しい服の購入前に参考にしてみてください。
幼児期(1歳から3歳くらい)
1歳くらいから歩き始める子もいて、どんどん活発になってくる時期です。
赤ちゃん期と同じように、汗もかきやすく、外遊びも増えるので着替えの回数も多くなります。
・下着・肌着:7枚程度
・トップス5枚~7枚程度
・ボトムス:5枚~7枚程度
・薄手の羽織:1枚~2枚
・靴下:5足程度
この程度の枚数があれば急な着替えや、梅雨時期の部屋干しにも対応出来ます。
冬場は夏場より汗をかいて着替える必要がないので、枚数を減らしてもいいかもしれません。
アウター2枚程度、防寒の帽子や手袋も加えておきましょう。
春夏用の薄い長袖のトップスが数枚あると便利ですが、秋の始まりなどは半袖に薄手のアウターやカーディガンを着せてもいいですね。
幼稚園・保育園期(2・3歳くらいから6歳)
幼稚園や保育園に入ると、着替えを3セット程度、園に常備しておくことがほとんどです。
また幼稚園や保育園に入園したての頃は、「トイレに失敗した!」や「クレヨンや粘土で汚れた」は当たり前。
汚れものを持って帰らない日はないと言ってもいいです。
その為、幼児期よりも服の枚数は必要になります。
・下着・肌着:10枚~15程度
・トップス10枚~15枚程度
・ボトムス10枚~15枚程度
・靴下7足程度
冬場も多少枚数を減らしても良いですが、同じ枚数を揃えたほうが無難です。
子供自身が気温によって脱ぎ着するのは難しいので、一枚で快適に過ごせる服をチョイスするといいと思います。
季節ごとに半袖、薄手の長袖、長袖、薄手のズボン、厚手のズボンと揃えましょう。
保育園に子供を預けているママは特に忙しいですよね。
洗濯機を毎日回せないという方は、枚数を増やしてもいいかもしれません。
小学生期(7歳から)
幼児期と比べて、日中の着替えはほとんど必要なくなる時期です。
男女差も大きいですし、服を汚しやすい子や服のこだわりが強くなる子など様々なので本人と相談して枚数を決めてもいいかもしれませんね。
・下着・肌着:5枚から7枚
・トップス:5枚~7枚
・ボトムス:5枚~7枚
・靴下:5足程度
年齢別の目安枚数と子供の性格などを考慮して、手持ち服の上限を決めておくと、衝動買いを抑え家計の助けにもなりますね。
もう迷わない!子供服の片づけは4種類に分別するとわかりやすい
全ての服を目の前に並べたなら、捨てる服、譲る服、保留の服、残す服に一つずつ分別していきましょう。
捨てる服
汚れた服、毛玉が酷い服、縮んだ服、裾や襟が伸びてしまった服は潔く捨ててしまいましょう。
特にサイズアウトした肌着や下着などはきれいに見えても、皮脂汚れが残りやすく、長い間保管すると黄ばみの原因になります。
譲る服
譲る服は汚れなどがない状態で、比較的キレイな状態が保れているものです。
サイズアウトした服や、子供が気に入らず着なかった服は譲るといいでしょう。
今はネットオークションで簡単に譲ることが出来るので便利です。
サイズアウトした服を全て取っておいて後で売ろうとすると、忘れてしまいがちなので、片づけした即日行うか「譲るボックス」に入りきる分だけ残しておくのが良さそうです。
保留の服
捨てるのももったいない気がするし、残すのも迷う思い出の服ってありますよね。
そんな時は、保留ボックスを1つ用意して残しておきましょう。
片づけをシーズン毎に行うと、保留ボックスに残した服も更新されていくので、自然と手放すことができますよ。
残す服
残った服は今シーズン着られそうな服です。
意外と残す服が少なかった!ということもあるので、衣替え前に分別しておくと、シーズン前に買い足すことができますよ。
子供が自分で支度するメリットと使いやすい収納方法
毎朝の服選び、つい親が選んでいませんか?朝から子供に選ばせていたら時間が足りない!と思うかもしれません。
子供に服選びをしてもらうためには、環境を整えることが必須です。
ここでは子供が使いやすい収納方法について紹介していきます。
子供が自分で支度が出来る収納をおすすめする3つの理由
子供自身で服を選ぶって、朝の忙しい時間に敬遠しがちですよね。
初めからは上手くいかないかもしれませんが、「自分でやってみる」経験をさせるとたくさんのメリットがあるんです。
自己決定力を高めるから
人生には「自己決定」する場面が山ほどあります。
「高校進学」「大学進学」「就職」「結婚」では人生の一大事、ターニングポイントです。
重要な人生の選択を自分で考え決定することは、充実感や自信につながりやすく、人生の幸福度も上げていくのだそうです。
就学前、概ね2歳くらいから小さな決定をする経験は自己決定力の土台を作っていきます。
洋服選びやおもちゃ選びなど、日常の些細なことでいいのです。
「どっちにする?」「赤とピンクの服どっちを着る?」そんな声掛けからスタートしてみるのはいかがでしょう。
自己肯定感を育むから
自分の服を褒めてもらえると大人でも嬉しいですよね。
子供も同じです。親の好みの服を毎日用意されるより、自分で今日着たい服を選ぶ行為は「自分を認めてもらっている」という自己肯定感につながります。
なので、子供が服を選ぶ時に、決して否定しないでくださいね。
上下の柄がおかしくても、あまりに薄着や厚着でなければ、多めにみることも必要です。
コーディネートがしやすいシンプルな服を用意すると、子供も選びやすいかもしれません。
生活習慣が身につくから
片づけや支度をすることを生活習慣として身につけてほしいと思う親は多いです。
幼児期から自分で服を選ぶ、片づけをする経験を積んでいくと、就学前の生活習慣の土台になります。
小学生になった途端「自分のことは自分でやって」と言っても、突然出来るようにはなりません。
時間をかけて、一歩ずつ一緒に取り組んでいくことが重要です。
子供が自分で支度する収納、5つのポイントとおすすめ2選
ここからは具体的に、子供が自分で支度しやすい収納のポイントと実際に使ってみて使いやすかった収納ボックス2選をご紹介します。
上着や帽子などは玄関に掛けよう
家に帰ってきてまず、子供がすることはなんでしょうか。
靴を脱いで、帽子を取って、上着を脱いで、靴下を脱ぐ。脱いだものは全部玄関に置きっぱなしになってる光景が目に浮かびますよね。
結局ママが片づけをしてしまうことあると思います。
玄関に、子供が上着や帽子を掛けられるようなポールハンガーを置いてみましょう。
玄関が狭くてものが置けない場合でも、木のような縦型のタイプなら場所もとらず子供もさっと掛けられます。
ハンガーに上着をかけるのが難しい年齢の子供は上着の襟に大きめのループをつけてあげると、さっとポールに掛けられて便利ですよ。
収納は低めの棚がおすすめ
収納するスペースは子供でも背の届く低い場所をチョイスすることが必要です。
届かないと結局あれ取ってこれ取ってになってしまうので、背伸びせず届く収納ボックスにしましょう。
細かく区切らずざっくり収納でイライラしない
大人が服を収納する時、ハンカチや靴下下着など用途によっては、細かく区切られた箱などを利用することもあると思います。
大人にとってはサッとだせて、わかりやすくて便利ですが、子供は細かく区切っても指定の場所に理路整然と並べたり出来ません。
大体4つか5つ程度に分類して、いれるだけ収納にすると、子供も覚えやすいです。
子供服の収納区切り例
・上に着るもの
・下に着るもの
・下着・肌着
・靴下
・パジャマ
ラベリングすると一目でわかる
一つのボックスに何が入っているか、文字や分かりやすいイラストを貼っておくと支度の時迷わずすみます。
子供がわかりやすければ、家族全員がわかるのでママがいない時でも家事をお願いしやすいですよ。
衣替えは近くに収納 シーズンものは分けて
シーズンの終わった服は、遠くのクローゼットに仕舞わず。なるべく近くに保管しておくと片づけしやすいです。
季節の変わり目などで、長袖を出したい時や羽織るものを出したい時ありますよね。
保管場所が近ければ、サッと取り出せるので臨機応変に対応できますよ。
収納しやすい、おすすめ2選
子供服のざっくり収納には、子供が一人でも簡単に出し入れしやすいことが重要です。
色も可愛いので、子供も片づけが楽しくなるかもしれません。
ニトリ【フタ付き収納ロッキンポッドNS】
・サイズ:S・M・L 組み合わせて重ねられる
・カラー:ブルー、ピンク、グリーン
・中身飛び出し防止のロック機能付き
・横から上からの2ウェイオープン
イケア【トロファスト収納コンビネーション】
・浅型、深型、用途別での使い分けが可能
・カラーの展開が豊富
・ボックスはフタ別売り
まとめ
子供の服の片付けは毎日の悩みの種ですが、ちょっとした収納の工夫で、子供が自分で支度をするきっかけになったら嬉しいですよね。
「必要枚数の把握」「4種類の分別」はママの服や家族の服にも応用出来るので、服で溢れていたクローゼットも見違えるようにすっきりするかもしれません。
選びやすく、しまいやすい収納方法を上手く使って、子供もママも笑顔になれると良いですね。